第一の教え
いよいよ今日は「教えの書」の章について、語っていきたいと思います。
金持ち父さん貧乏父さん改訂版 アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・T.キヨサキ ] 価格:1,728円 |
この章は、「金持ち父さんの六つの教え」と題して「第一の教え」から「第六の教え」まで語っています。
まず、「第一の教え」ですが、ここでは「中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる」と語っています。
これはどういうことかと言いますと、中流以下の人間とはサラリーマン(OL)等の賃金所得者である労働者を指しています。一方、金持ちとは自営業者等である独立者を指していて、収入から支出を引いた残りの資金を運用するものを指しています。
それでは勤め人でも残りの資金を運用していればいいのではないかと、皆さんは思われるかと思いますが、それは否定されています。
「朝起きて仕事に行き、また朝起きて仕事に行き、この繰り返しだ」これは勤め人の宿命ですよね。朝寝坊は出来ません。
「そういう人はたとえお金が多くもらえるようになっても、支出が増えるだけでパターンそのものは変わらない。これが、私が『ラットレース』と呼んでいるものなんだ」と極めつけのフレーズで解説しています。
『ラットレース』って、なんとなくイメージが湧きますよね。簡単にお話ししますと、ねずみ(=労働者階級)が命令にしたがって、業務に忠実に従事して社内競争にもまれている様をさしています。
これを読んで、お勤めの方で気分を害される方がいるかもしれませんね。勤め人は「ねずみ」なのかと。例えが失礼かもしれませんよね。
これは、皆さんを差別して言っているのではありません。サラリーマン(OL)等の賃金所得者の方のおかれている境遇を端的に表しているんです。
オオバケして成功するには、いつまでも勤務所得者のままではいけないということなんですよね。
では、今日はここまでに致しますね。